上海三菱エレベーター MTS-II V1.4 V1.6 インストール手順

1.システムの概要

MTSシステムは、コンピュータを介してエレベーターの設置および保守作業を支援するツールです。一連の効果的なクエリおよび診断機能を提供し、設置および保守作業をより便利かつ迅速にします。本システムは、保守ツールインターフェース（以下、MTI）、USBケーブル、パラレルケーブル、汎用ネットワークケーブル、クロスネットワークケーブル、RS232、RS422シリアルケーブル、CAN通信ケーブル、ポータブルコンピュータおよび関連ソフトウェアで構成されています。システムの有効期間は90日間で、有効期限が切れた場合は再登録が必要です。

2. 設定とインストール

2.1 ラップトップの構成

プログラムの正常な動作を保証するために、使用するラップトップ コンピューターで次の構成を採用することをお勧めします。
CPU: INTEL PENTIUM III 550MHz以上
メモリ: 128MB以上
ハードディスク: 使用可能なハードディスク容量が 50MB 以上。
ディスプレイ解像度: 1024×768以上
USB: 少なくとも1
オペレーティングシステム: Windows 7、Windows 10

2.2 インストール

2.2.1 準備

注意：Win7 システムで MTS を使用する場合は、[コントロール パネル - オペレーション センター - ユーザー アカウント制御設定の変更] に移動し、「通知しない」に設定して (図 2-1、2-2、2-3 を参照)、コンピューターを再起動する必要があります。

図2-1

図2-2

図2-3

2.2.2 登録コードの取得

インストーラーは最初に HostInfo.exe ファイルを実行し、登録ウィンドウに名前、ユニット、カード番号を入力する必要があります。
「保存」キーを押すと、インストーラが選択したドキュメント内のすべての情報が保存されます。上記のドキュメントをMTSソフトウェア管理者に送信すると、インストーラは48桁の登録コードを受け取ります。この登録コードはインストールパスワードとして使用されます。（図2-4参照）

図2-4

2.2.3 USBドライバのインストール（Win7）

第一世代のMTIカード:
まず、MTIとPCをUSBケーブルで接続し、MTIのRSWを「0」に設定し、MTIシリアルポートのピン2と6をクロス接続します。MTIカードのWDTランプが常時点灯していることを確認します。次に、システムインストールプロンプトに従って、インストールディスクのDRIVERディレクトリから、実際のオペレーティングシステムに応じてWIN98WIN2KまたはWINXPディレクトリを選択します。インストールが完了すると、MTIカードの右上隅にあるUSBランプが常時点灯します。PCの右下にある安全なハードウェア取り外しアイコンをクリックすると、上海三菱MTIが表示されます。（図2-5参照）

図2～5

第 2 世代 MTI カード:
まずMTI-IIのSW1とSW2を0に回し、USBケーブルを使用してMTIを接続します。
およびPC。以前にMTS2.2の第2世代MTIカードドライバーをインストールしたことがある場合は、まずデバイスマネージャーのユニバーサルシリアルバスコントローラーでShanghai Mitsubishi Elevator CO.LTD、MTI-IIを見つけてアンインストールします（図2-6を参照）。

図2～6

次に、C:\Windows\Infディレクトリで「Shanghai Mitsubishi Elevator CO. LTD, MTI-II」を含む.infファイルを検索し、削除します。（削除しないと、システムは新しいドライバをインストールできません）。次に、システムのインストールプロンプトに従って、インストールディスクのDRIVERディレクトリを選択し、インストールします。インストールが完了すると、「システムプロパティ」-「ハードウェア」-「デバイスマネージャー」-「libusb-win32デバイス」にShanghai Mitsubishi Elevator CO.LTD, MTI-IIが表示されます。（図2-7参照）

図2～7

2.2.4 USBドライバのインストール（Win10）

第 2 世代 MTI カード:
まず、MTI-IIのSW1とSW2を0に設定し、USBケーブルでMTIとPCを接続します。次に、「必須のドライバ署名を無効にする」設定を行い、最後にドライバをインストールします。詳細な操作手順は以下のとおりです。

注：図2-15のようにMTIカードが認識されない場合は、設定されていないことを意味します。そのため、必須のドライバ署名を無効にしてください。図2-16のようにドライバが使用できない場合は、MTIカードを再度接続してください。それでもドライバが表示される場合は、ドライバをアンインストールし、MTIカードのドライバを再インストールしてください。

図2-15

図2-16

必須のドライバー署名を無効にする (同じラップトップで 1 回テストおよび構成済み):
ステップ1: 図2-17に示すように、右下隅にある情報アイコンを選択し、図2-18に示すように「すべての設定」を選択します。

図2-17

図2-18

ステップ2：図2-19に示すように、「更新とセキュリティ」を選択します。このドキュメントは、後で参照できるよう携帯電話に保存してください。以下の手順でコンピューターが再起動します。すべてのファイルが保存されていることを確認してください。図2-20に示すように「復元」を選択し、「今すぐ開始」をクリックします。

図2-19

図2-20

ステップ 3: 再起動後、図 2-21 に示すようにインターフェイスに入り、「トラブルシューティング」を選択し、図 2-22 に示すように「詳細オプション」を選択し、図 2-23 に示すように「スタートアップ設定」を選択し、図 2-24 に示すように「再起動」をクリックします。

図2-21

図2-22

図2-23

図2-24

ステップ 4: 再起動して図 2-25 に示すようなインターフェイスに入ったら、キーボードの「7」キーを押すと、コンピューターが自動的に構成されます。

図2-25

MTI カード ドライバーをインストールします。
図2-26を右クリックし、「ドライバの更新」を選択します。図2-27のインターフェースに入り、「上海三菱エレベーター株式会社 MTI-II」ドライバの.infファイルがあるディレクトリを選択します（前の階層でも問題ありません）。その後、システムの指示に従って手順を追ってインストールします。最後に、図2-28に示すように、「パラメータエラー」というエラーメッセージが表示される場合があります。通常通りシャットダウンし、MTIカードを再度接続すれば使用できます。

図2-26

図2-27

図2-28

2.2.5 MTS-IIのPCプログラムをインストールする

（以下のグラフィカルインターフェースはすべてWINXPから取得されています。WIN7とWIN10のインストールインターフェースは若干異なります。このプログラムをインストールする前に、実行中のすべてのWINDOWSプログラムを閉じることをお勧めします）
インストール手順:
インストール前に、PCとMTIカードを接続してください。接続方法はUSBドライバのインストールと同じです。ロータリースイッチが0になっていることを確認してください。
1) 初めてインストールする場合は、まず dotNetFx40_Full_x86_x64.exe をインストールしてください (Win10 システムをインストールする必要はありません)。
2回目のインストールは、8)から直接開始してください。管理者としてMTS-II-Setup.exeを実行し、「ようこそ」ウィンドウでNEXTキーを押して次のステップに進みます。(図2-7参照)

図2-7

2) 「インストール先の選択」ウィンドウで、NEXTキーを押して次の手順に進むか、またはBrowseキーを押してフォルダを選択し、NEXTキーを押して次の手順に進みます。(図2-8参照)

図2-8

3) 「プログラムマネージャグループの選択」ウィンドウで、「次へ」を押して次の手順に進みます。(図2-9を参照)

図2-9

4) 「インストールの開始」ウィンドウで「次へ」を押してインストールを開始します。(図2-10参照)

図2-10

5) 登録設定ウィンドウで48桁の登録コードを入力し、確認キーを押します。登録コードが正しければ、「登録成功」というメッセージボックスが表示されます。(図2-11参照)

図2-11

6) インストールが完了しました。（図2-12）を参照してください。

図2-12

7) 2回目のインストールでは、インストールディレクトリでRegister.exeを直接実行し、取得した登録コードを入力して、登録が成功するまで待ちます。図2-13を参照してください。

図2-13

8) MTS-IIの有効期限が初めて切れる際は、正しいパスワードを入力し、「確認」をクリックして、有効期限を3日間延長することを選択します。図2-14を参照してください。

図2-14

2.2.6 MTS-IIの有効期限が切れた後の再登録

1) MTS を起動した後に次の画像が表示された場合は、MTS の有効期限が切れていることを意味します。

図2-15

2) hostinfo.exe を通じてマシン コードを生成し、新しい登録コードを再申請します。
3) 新しい登録コードを入手したら、登録コードをコピーし、コンピューターをMTIカードに接続します。MTS-IIのインストールディレクトリを開き、Register.exeファイルを見つけて管理者として実行すると、次の画面が表示されます。新しい登録コードを入力し、「登録」をクリックします。

図2-16

4) 登録が成功すると、次のインターフェイスが表示され、登録が成功したことが示され、MTS-II は 90 日間の使用期間で再び使用できるようになります。

図2-17